入居申込書の記入
下見・検討をして借りたい部屋が決まったら入居申込書に記入します。入居申込書は大家さんに自分の詳細を知ってもらうために記入する書類で、主な記載内容は、「入居者(契約書)の指名」「住所」「年齢」「職業」「収入」「保証人の情報」です。
学生で収入がない場合は、親の勤務先や年収を代わりに記入します。
入居申込書は審査の基準になるものですから、ウソを書くのは厳禁です。契約前にばれて審査に落ちるだけならまだしも、入居後にウソがばれるとトラブルにつながり、強制退去や違約金の支払いを請求されることもあります。特に理由がない限りは、ありのままを書くだけなので難しいことはありません。
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入居申込金の支払い
「この部屋を借ります」という意思確認のために、申込書とあわせて入居申込金を支払うケースもあります。不動産会社によっては請求しないこともあるので、確認必須です。金額は家賃の1ヶ月分から1万円程度までと差があり、業者によって違います。
申込金は預かり金という言い方をする場合もありますが、どちらの表現でも一時的に預けるお金です。後になって違う部屋を借りたい時にキャンセルしても返してもらえます。
申込金支払い時の注意点
返してもらえる前提の入居申込金ですが、支払う場合は預かり証を受けとるようにします。預かり証とは支払った証拠となる書面です。「申込金(預かり金)であること」「全額返金されるお金であること」「担当者の名前、捺印」「会社の印鑑」といった点を確認します。
預かり証がなくても申込金は返してもらうのが本来の筋ですが、しぶる業者や言われないと知らんぷりなんてこともあるかもしれません。消費者センターに相談するにしても、支払った証拠となる預かり証があるかないかで解決までの時間も変わってきますから、必ず支払った直後に受けとります。
また、預かり証の有無はぬきにしても申込金の返金をしぶる業者との契約は避けるべきです。契約前からトラブルの種を作るようなところのお世話になっても快適な新生活は送れません。たとえ急かされて支払った場合でも返してもらうのが当然のお金なので、遠慮無用で返金してもらい違う業者をあたります。
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