下見する数の目安
物件の下見をする時は少なくとも3件、できれば5件くらいは見ておきたいです。3件は不動産業者でも基本の数となるので、+2件くらい見ておきます。
大学の合格発表が3月で、引っ越しまで1ヶ月もないという場合でもいくつか見ておかないと後悔するかもしれません。
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見すぎると迷う原因になる
時期的に余裕があるなら、納得できる部屋に出会えるまで何件でも見るのが理想です。ただ、あまりにも色々な部屋を見すぎると迷って決めれないこともあるので、目安どおり5件くらい見るのがいいでしょう。
「見学は何件してもいいの?」という疑問もあるかもしれませんが、頼めばいくつでも見せてもらえます。
最終的に迷った時、「最初の部屋をもう一回見たい」という場合でも業者に頼めば戻ることは可能です。ここで「ダメです」という業者なら契約せずによそをあたります。下見の段階でこうしたケースはあまりないですが、契約前から融通のきかないところは後々の対応も心配です。
下見した部屋に一目惚れしてほぼ決まった時でも、他の部屋と見比べておきます。後からもっといい部屋があったなんてことはザラにある話なので、最低3件は下見すべきです。
数を見る時の注意点
決して安くはない家賃を払って自分が生活する部屋を決めるので、たくさん下見をするのは大切です。ただ、家賃が極端に高い部屋は見てはいけません。
実際に部屋を見る前に家賃の範囲は決めているはずですから、興味本位などで高い部屋を見たりせずにあくまで住む予定の部屋に絞って下見・比較をしていきます。家賃が高い部屋、設備が充実している部屋はいくらでもあって、上を見だすとキリがありませんからこの点は要注意です。
次元が違うくらい家賃が高い部屋はそもそも借りれませんが、払えるけど生活がキツクなるというちょっと高いところのほうが落とし穴にはまりやすいです。なので、最初に自分で決めた設定以上の部屋は見ないことを前提に下見をします。
決めれない場合のアドバイス
大前提として妥協するのが大事です。お金を出せば無理難題も満たせますが、現実には経済的事情が一番に来る人が大半です。家賃や立地といった生活の基盤に影響がでる条件が合うならば、設備などの細かい点に関しては折れます。
自分の中で「これ以上ない、完璧!」と思って契約しても、生活を始めると「これが不便」ってことは必ずでてくるものです。なので、理想の部屋を追い求めるあまり下見の件数だけが増えてしまうタイプならば、「妥協、妥協」と念じて見学していきます。
優柔不断の自覚がある人は最初から数を見すぎないようにするのもひとつの方法です。
「細かいこだわりはそこまでないけど、魅力的な部屋が多くて迷う」ということならば、人の意見を聞いて解決します。
実際に生活するのは自分なので参考程度にしてもいいですが、自分で決めれるならそもそも迷いません。家族や友人、業者の意見に耳をかたむけてよりベターな選択をします。
ただし、「こっちの部屋のほうがかわいい」とか「こっちが人気」といった感情に訴えるような意見はあまり参考にできません。逆に「キッチンの性能的には・・」とか「周囲の治安的に」といった論理的な意見を決定材料にするのが重要です。
あくまで一例ですが、自分の生活スタイルや趣向などから、より現実的な生活を想像して最終的に部屋を決定しましょう。
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