住むエリアの環境を確認
下見をする時は部屋だけでなく、物件のある地域全体を見るのも大切です。借りた部屋、物件のあるエリアが生活の中心になるので、移動中も目を光らせながら周辺環境をチェックしていきましょう。
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優先的にチェックしておく項目
建物へ移動をする時に優先してみておきたい項目です。当日は地図を片手に施設の場所や駅までのルートを確認しながら、実際の風景を見ていきます。
通勤・通学環境
学生なら大学、社会人なら会社までの距離や時間を気にしておきたいです。公共交通機関を使うなら、駅やバス停までの道順、路線の数などを大まかに見ておきます。この時点で通学・通勤手段はある程度絞られるので、要チェックです。
周辺施設
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど、食材や日用品の購入にかかせない買い物施設が遠いと不便です。銀行や郵便局も一人暮らしでは必須なので近くにあるほうがいいでしょう。
病院も極端に遠いと病気やケガをした時に困りますから、近くにないか確認しておきます。優先度は低いですが、役所や警察署もお世話になることがあるので、最寄の場所は把握しておきたいです。
生活に悪影響の出る環境
学生なら大学周辺の物件も選択肢になりますが、社会人が学校近くの物件を選ぶと生活パターンの違いに悩まされることもあります。駅や空港の近く、大きな道路に面した建物も騒音の問題がある上、排気ガスや振動がストレスになるかもしれません。
音が気にならない場合でも部屋が人の目につきやすい位置なら、窓を開けて景色を確認しておきましょう。
工場やゴミ処理場がエリアにある場合も騒音がありえますが、これらは音よりも悪臭が心配されます。見た目は穏やかで静かな田舎でも、虫や砂ぼこりのトラブルがあったりするので注意が必要です。
パッと見の町の雰囲気でわかりにくい治安も考慮しておきます。テレビでニュースになるような地域なら一人暮らしをするのも不安ですから、エリア選びをやり直したほうが安心です。
昼間と夜間の環境の違い
下見は午前中や午後の早い時間帯にする人が大半ですが、昼と夜で街の様子が変わることも多いため、できる限り朝、昼、晩の3回チェックしておきたいです。部屋の中まで見ることはできなくても、周辺地域の様子は確認できます。最悪、朝、夜の2回は見ておくといいでしょう。
朝
朝の通勤・通学時間に駅や道がどの程度混むのかを見ておきます。自転車を使うなら駐輪場の確保も必要です。移動に時間がかかることが予想されるため、実際の移動時間より余裕をもたせましょう。
昼
昼間は基本的に静かな環境が多いですが、大型商業施設や公園の近くなら休日の昼間はうるさくなる可能性があります。日が高くなる時間帯に下見するなら、室内の日当たりは必ずチェックしておきたいです。
夜
繁華街の近くなら夜の環境は特に注意します。酔っ払いがいたり治安がよくなかったり、パトカー、救急車のサイレンなど、睡眠を邪魔する要因も多いからです。
帰宅時間に営業しているお店の数もサラッと見ておきます。駅から距離がある場合や徒歩で移動するなら、夜間の人通りや街灯の数も注意です。女性なら明るいエリアを探すほうが防犯面では安心でしょう。
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