一人暮らしで栄養不足にならないための基礎知識

乱れた食生活は将来が不安

体重計にのる女性

 

一人暮らしを始めると、栄養バランスが大事とわかっていてもついつい食べたいものだけを口にしがちです。体に悪いものを避けようにも経済的な事情もありますし、そもそも何を気をつければいいかわからないこともあります。

 

若いうちは健康に気をつけなくてもなんとかなりますが、乱れた食生活は確実に将来の健康に影響を及ぼすものです。新生活を始めた直後から、できる範囲で健康と栄養に意識を持つ必要があります。

 

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よくある食生活の乱れ

男性と女性では基本的には食べる量や体に対する意識が違いますから、一人暮らしの食生活にもそれぞれの傾向があらわれやすいです。

 

男性でよくあるパターン

「とにかくたくさん食べたい、腹八分?何それ?」「肉類や揚げ物といったコッテリ系も大好き」「運動不足気味」「オールのお供はコーラとポテチ」などが男性の食生活では注意したい点です。特に運動不足は大敵で、エネルギー消費をしないと摂取した脂質や糖分が身体に蓄積します。

 

社会人だと学生以上に運動する機会も少なくなりがちですから、意識的に体を動かす時間を作りたいです。運動する時間を確保するのが難しい場合は、ご飯の量や揚げ物を控えるといった対策をとります。

 

女性でよくあるパターン

「太るのはイヤ」「目指せモデル体型!」「ダイエットとは食べないことである」など、女性は男性とは逆に必要最低限の栄養も摂取していない食生活になりがちです。食事制限をメインにしたダイエットを続けると、栄養失調や摂食障害などのリスクも高くなります。

 

食事で栄養をきちんと摂り、運動をメインにしたダイエットをおこなうのが大切です。また、「食べたら痩せる」的な健康食品に頼りすぎるのもNG。健康食品やサプリメントは食品から摂りにくい栄養を補うのが目的ですから、食事の代わりとはなりません。

 

自分の体型が気になるなら、まずはBMI(肥満度)や身長に対する標準体重を知った上でダイエットに取り組むべきです。お菓子の食べ過ぎや間食も気をつけておきたいポイントです。

 

栄養の偏りを解消する基本

肉とパンとキャベツ

 

偏った食事、栄養バランスの乱れを解消するなら、栄養素のことを理解しておくのが望ましいです。ただ、「よくわからんし面倒」と感じるかもしれませんので、最低限「三色食品群」だけ覚えておきます。

 

三色食品群

三色食品群とは、身体に必要な栄養素を赤、黄色、緑の3色で分けた食品の分類法です。理想はもっと細かく栄養素を把握して摂取すべきですが、「日々の食事でどの色が足りていないか?」を把握しておくだけでも、極端に不健康な食生活を避けれます。毎食ごとに確認するのもストレスですから、1週間、1ヶ月単位で食事を見直す時に覚えておきたいです。

 

赤色群

赤色の栄養素の代表はタンパク質です。魚や肉類、豆腐や卵、牛乳といった食品から摂取します。血液や筋肉、骨を作るのが主な役割なので、不足すると体がもろくなり貧血をまねくこともあります。

 

黄色群

黄色の栄養素は炭水化物や脂質がメインです。不足すると身体がエネルギー切れを起こし、気力や体力がなくなります。ご飯やパン、麺類などの主食の他、イモ類からも摂取できるので補うのは難しくありません。足りない場合は食事量自体が少ない可能性もあるので注意です。

 

緑色群

野菜や果物、海藻類は緑色に分類され、ミネラルやビタミンの摂取に重要です。身体の調子を整えるのが主な役割であり、肌トラブルや風邪の予防にも役立ちます。不足すると自律神経が乱れて、それにともなう体の異常がでやすいです。

 

一人暮らしでも以上3つの栄養素は意識しておきます。栄養不足が原因で寝込んでも誰も助けてくれないので、日々の食事には気をつかいたいです。

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