金銭管理に必要な口座の用意
一人暮らしを始めたら自然と銀行口座が必要になるので、引っ越し後できるだけ早いうちに用意しておきます。ただし、ひとつの銀行口座に最低限の生活費も自由に使えるお金も混じっているとお金の流れがわかりにくくなるので、上手に金銭管理をするなら複数口座は必須です。
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複数の口座をもつ
支払いや入金は本人名義の口座でないとダメなケースが多いので、自分名義の口座は必ず必要になります。公共料金の支払いを口座振替にしておけば振込忘れも防止可能です。
銀行ごとに手数料や使えるATMに違いがあるため、県内の引越しですでに1つ持っている場合、県外でもっていない場合でも合計3つは用意しておきましょう。
郵貯は全国どこでも使えて手数料も不要ですから、ひとつ持っておきます。後の2つは、引っ越し先地域に支店がたくさんある大き目の銀行とネット銀行が便利です。特にネット銀行は24時間いつでも利用できて、ATMに駆け込む余裕がない時も活躍するので口座をもっておきましょう。
わたしが一人暮らしを始めた時はアパートの近くにあった地方銀行の口座を開設しましたが、あまりにもマイナーすぎて、ちょっとエリアが外れると支店が見つからずお金をおろせなくて困ったことがあります。
なので、小さすぎる銀行の口座は最初から持たないか、もつ場合は他で対応できるように大きい銀行の口座と使い分けるようにしましょう。
口座は基本的に身分証明書と印鑑があればすぐに開設できます。銀行の窓口で「何のために作るのですか?」と聞かれることもありますが、光熱費や家賃の支払いと答えれば特に問題ありません。ネット銀行なら印鑑すら不要なケースも多く簡単に開設可能ですから、まずは3つ作りましょう。
3つの口座でお金を管理
自分名義の口座が3つあるとお金の管理も簡単です。具体的にはそれぞれの口座を「入金用」「出金用」「貯金用」に使いわけます。
入金用口座は毎月の給料や仕送り、バイト代など、文字通り入金専用の口座にします。この口座に毎月お金が振り込まれたら、必ず出ていくお金(家賃や光熱費)と生活費(食費や雑費)を引き出して出金用口座に移します。生活費はとりあえず大まかに計算した金額でもかまいません。
お金を移し終えたら、その月の支出は全て出金用口座のお金だけでまかないます。こうすることで、出金用の口座には、収入があってお金を入金した時以外はすべて引き落としの明細しか記載されないので、毎月の支出が一目瞭然です。
貯金用口座は名前の通り貯金に使う口座で、出金用口座とは逆に入金明細しか記載されないようにします。一人暮らしを始めたばかりで金銭管理が不慣れな最初からガッツリ貯金しようとしても大変ですから、基本的にあぶく銭以外はいきなり入金しません。
どのタイミングで貯金口座を使うかというと、翌月の収入が入金される前です。1ヶ月生活して入金用口座と出金用口座に残ったお金を貯金用口座に移すことで、毎月無理なく貯金することができます。
翌月に入金口座にお金が入ったら再び出金口座に移して・・・と繰り返せば、お金の管理も簡単です。
3つの口座を使ったお金の管理方法は家計簿をつけていなくてもできます。家計簿で細かい費目をわけて出費を見直すのが節約には大切ですが、面倒で続かない人には口座での管理がおすすめです。
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