賃貸を解約する時の注意点
既に賃貸住宅で暮らしている人が引っ越す場合、現在の部屋は解約という形で出ていくことになります。契約の解除をするわけなので、あらかじめ決められたルールを守って退去をしないといけません。場合によっては思いもよらぬ費用がかかることもあり、注意が必要です。
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退去予告は正確に
引っ越しをする予定なら、真っ先にしておきたいのが退去予告です。「いつ頃今の部屋を出ていきたいのか?」を事前に不動産屋か管理会社に連絡しておきます。
契約書には退去に関する取り決めも記載されているので、その内容に従って期日までに連絡をいれないといけません。通常は退去予定日の1ヶ月前とするところが多いですが、3ヶ月前というケースもあるため、確認しておきます。
また、電気・ガス・水道の解約手続きは不動産会社への退去予告とは別にしないといけません。いずれも引っ越し予定日の2〜3日前で間に合いますが、忘れないようにしておきます。
2重家賃に注意
引っ越し先も賃貸の場合、新居の契約と現在の住まいの退去がかぶると、住んでいる部屋の家賃+新居の家賃の両方の支払い義務が発生します。実際に住んでいるかどうかは関係ありません。退去予告の期日が仮に3ヶ月前だったら、3ヶ月分は家賃を払わないといけないので要注意です。
賃貸から賃貸へ引っ越す予定なら、現在の部屋の退去ルールを確認してから新居探しや引っ越しの予定を立てる必要があります。ただし、新居は契約日から日割り家賃が発生するので、完全に家賃をかぶらせないようにするのはほぼ不可能です。数日程度なら住んでいない部屋の家賃が発生するのも仕方ありません。
部屋をキレイにしておく
退去する時は可能な限り部屋をキレイにしておくと、敷金の返金額がいたずらに減りません。入居当時と比べてあまりにも汚れやキズが増えているとそれだけ返金されるお金は少なくなります。汚れやキズの度合いは契約時にあらかじめ決められているので、事前に確認しておくのも大切です。
明け渡しの時には不動産屋や大家さんが立ち会いをしてくれるので、どの部分に対して負担が必要なのかも確認しておきます。敷金が何に使われたかがわかれば、納得できるはずです。
ゴミの処分は早めに
持ち物の大半を新居に持っていくならゴミは少ないですが、引っ越しついでに大量の粗大ゴミが出る場合は処分も早めにしておきます。引っ越しに関して出たゴミはマンションやアパートのごみ置き場に出しても回収してもらえません。
事前に地域の回収ルールを調べておき、適切な方法で処分しておきます。家電はリサイクル対象かどうかで処分方法も変わるので注意です。本やDVDなどを大量に処分したい場合は、捨てるよりも買取をお願いします。二束三文にしかならないかもしれませんが、処分料を払うよりはマシです。
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