洗濯物の干し方

干し方の基本

干された洗濯物

 

洗濯物はハンガーに吊るすか、パラソルハンガー(タコ足)、物干し竿などに干すだけです。特別難しくはないですが洗濯表示同様に干し方にも表示があるので、大切な服などは事前に確認しておきます。特に絞り方の表示で「ヨワク」や×がある場合は注意しておきたいです。

 

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乾きにくいもの

厚手の衣類はただ干すだけでは乾きにくいこともあります。セーターなど、ハンガーに吊るせるものは八の字型のハンガーを使うと中まで風を通しやすく乾きやすいです。安い針金ハンガーを曲げてもいいですが、ハンガー自体に厚みがあればあるほど乾く時間も短くなります。

 

ジーパンなどは、裏返して履く形のまま物干し竿に通すかピンチハンガーに吊るすと乾きが早いです。形のまま干すことで、型崩れやシワも防げます。

 

干しにくいもの

カーテンやシーツのように大きくて干しにくいものは、ハンガーを3〜4本使って吊るします。ハンガーの間を通るようにたたんで物干し竿に吊るせばベランダが大きくなくても問題なしです。ピンチハンガーで餃子の皮のように吊るす形で干すと風が通りやすいので、どちらか好みの方法で干します。

 

ふとんは物干し竿を使って干しますが、日のあたる午前中が最適な時間です。素材によって干す時間は変わるものの、2〜4時間は必要ですから午前中に干して昼過ぎには取り込むようにします。羽毛布団のみ、1時間ほどでOKです。

 

なお、天日干しをすると湿気はなくなりますが、ダニ対策はできません。中途半端な熱では布団の奥にダニが逃げてしまいます。布団叩きを使っても掃除機で吸っても同じです。定期的にダニ用スプレーをかけたりダニ取りシートで対策する必要があります。丸洗いできる布団なら洗うことで多少はマシになりますが、成虫は生き残るので注意です。

 

干す時間帯

天日干しに適した時間は、午前10時から午後3時までです。気温の高さと湿度の低さのバランスがもっともよいため、外に干す場合はこの時間を目安にします。乾かないからと言って外に干したままだと湿気てしまうので、天候によっては部屋干しに切り替えるようにします。

 

干す時の注意点

一人暮らしでありがちなのは、洗濯物を干したことを忘れて外に干しっぱなしというケースです。仕事や学校の都合で取り込めないのは仕方ないですが、干しっぱなしはできるだけ避けます。汚れたり湿った場合は洗濯のし直しも必要です。

 

外に洗濯物がずっとある状態は防犯面でも好ましくありません。女性だけでなく男性であっても、洗濯物をずっと干していると誰もいないと思われたり、だらしなくて防犯がゆるいと思われるからです。洗濯物を取り込めそうにないのが事前にわかっている時は、あらかじめ部屋干しをしておきます。

 

干す前の一手間

脱水時間が長いと洗濯物はシワシワになるので、長くても1分以内で脱水を終わらせます。完了後に放置したら意味がありませんから、脱水が終わった後はできるだけ早く干す点も注意です。

 

シワを作らないためには、干す前に軽くパンパンするようにします。シワができにくいシャツ系はこれだけでアイロンがけが不要ですから、面倒でも干す前に叩いておきたいです。

 

部屋干しする場合

天候の都合や防犯面を考慮して部屋干しする方法もあります。外に干すほうが洗濯物もスッキリ乾いて臭いも気になりませんが、一人暮らしなら部屋干し派も少なくありません。女性の場合は清潔さ重視で外干しメインでも、下着類は部屋干しと分けたりします。

 

部屋干しメインにするなら、突っ張り棒や部屋干し用の物干し竿が必要です。部屋のスペースによっては一度に干せる量が少なくなり、洗濯回数を増やす必要もあります。

 

なにより問題となるのは室内の湿気と服の臭いです。エアコンの除湿機能や除湿機を使ってできるだけ室内の湿度を減らします。洗濯物を部屋干しでスッキリ乾かすためには風通しを良くするのも大切です。洗濯物同士がくっつかないように間を空けたり、室内でも比較的風が通る場所を選んで干します。

 

ピンチハンガーを使うなら、薄いものと厚いものを交互に干すと風が通りやすいです。また、短いものと長いものも交互に干すと乾きやすくなります。たとえば、薄くて短いハンカチを干したら長くて厚いズボンを干すといった具合に干すと、部屋干しでもスッキりした仕上がりが可能です。外干しにも言えることなので、吊るす順番も意識しておきましょう。

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