気になる部屋の臭い対策
狭い一人暮らしの部屋では、どこか一ヶ所が臭うと部屋全体に悪臭が広がります。
自室の臭いは他人のほうが敏感に気づきやすいですから、自分がクサいと感じる前に日頃から対策をしておきましょう。
スポンサーリンク
場所別!脱臭方法
居室の臭い
メインルームの臭い対策の基本はこまめな掃除と換気です。
ホコリやゴミは臭いの元となる雑菌の栄養になりますから、掃除をするのが悪臭の元を絶つことにつながります。
換気は空気の入れ替えはもちろん、湿気・カビ予防になるので、なるべくマメに窓を開けるようにしましょう。
梅雨で雨が降りこむときや冬の寒いときでも、少しだけ窓を開けたり換気扇を回すといった工夫で空気を循環させるのが大切です。
臭い対策が消臭剤や空気清浄機頼りになっている人も、窓を開ける習慣をつけましょう。
布製品
カーテンやクッション、ラグといった布素材は一部の臭いが部屋全体に充満することもあります。
特にタバコを吸う人、ペットを飼っている人は嗅覚がマヒしていて自分が感じる以上にクサくなっているので注意が必要です。
洗えるものは定期的に洗濯をして、洗濯できないものはクリーニングに頼るといいでしょう。
クリーニングもなかなかできないなら、掃除機をかけたり天日干しくらいはしておきたいです。
布団
布団は吸収した汗によるニオイが発生します。湿気もいずれはカビの元になりますから、布団の掃除・手入れは必要です。
布団・ベッドともに狭い部屋では掃除も大変ですが、快適な睡眠をえるためにもメンテナンスは欠かせません。
エアコン
エアコンは中でカビが繁殖することがあり、手入れをせずに長期間使わないと臭いもきつくなります。
フィルター掃除でカビ臭さをなくすことはできますが、あまりにもひどい悪臭の場合は内部洗浄が必要です。
その場合は、大家さんに連絡をするのを忘れないようにしましょう。
収納
クローゼットや押入れは洋服による汚れと密閉空間による湿気が臭いの原因になります。パンパンに洋服を詰め込むと湿気の逃げ道がなくなり、カビもできやすくなるので注意です。
服をかける時はできるだけ風が通りやすいように離し、扉もマメに開けるようにしましょう。
着た洋服は連続で着ずに2日ほどハンガーで吊るしておくと、湿気が飛びやすく洋服も長持ちします。シワも伸びてキレイになるため、干す習慣をつけるといいでしょう。
玄関
玄関で臭いの原因となるのは靴です。特に、湿った靴を脱ぎっぱなしのままにすると玄関まわりがカビ臭くなるので注意しましょう。
下駄箱にきちんと片づけるのが大切ですが、履いた靴を乾燥させずに下駄箱にしまうと今度は下駄箱内でカビが繁殖します。
ですから、脱いだ靴は一日休ませて乾燥させてからしまい、翌日は違う靴を履くというローテーションが必要です。
雨の日に濡れた靴はもちろん、晴れた日でも靴には汗などの湿気がたまっているので、脱ぎっぱなし・しまいっぱなしはどちらもカビと臭いの原因になります。
悪臭の元となる靴がある場合は、10円玉や石鹸を詰めて2〜3日置くとニオイが消えやすいです。レモンがあるならしぼり汁をコットンやガーゼにしみ込ませて靴のつま先に入れると簡単に消臭できます。
下駄箱内がカビ臭くなっている場合は、晴れた日に消毒用アルコールなどを使ってカビを拭き取りましょう。その後はすぐに扉を閉めず、開けっ放しにして下駄箱内を十分乾燥させるのが大切です。
台所
キッチンは生ごみによる悪臭が発生しやすいです。
三角コーナーに食材のクズをためるのは臭いの元になりますから、生ごみは出るたびに小さなビニール袋にまとめておきましょう。
ビニール袋や生ごみ用のゴミ箱には新聞紙やチラシを敷いておくと効果的です。臭いの原因となる汚水が吸収されて、悪臭がゴミ箱本体に移ったりしません。
また、除去・消臭効果のある塩素系漂白剤を薄めて霧吹きで吹き付ける方法もあります。生ごみそのものとビニール袋、ゴミ箱に吹き付けておくと、臭いの発生を予防できます。
シンクの排水口
シンクの排水口も定期的な掃除がニオイ予防になりますが、こびりついたしつこいニオイには食塩水を使います。濃い目の食塩水を作って流すだけなので簡単です。
重曹と酢を合わせて流すのも効果的ですから、家にあるものを使うといいでしょう。
スポンジやふきん
食器洗い用のスポンジやキッチン用のふきんは、食事の後片付け時にきちんと洗っておくのが鉄則です。
普段からキッチンに吊り下げる形で整理しておくと、干す手間もありません。
悪臭がひどい場合は薄めた塩素系漂白剤でつけ置き洗いして天日干しするか、いっそのこと処分して新品を買ってもいいでしょう。
洗濯物
洗濯物は洗濯機の中に洋服をためないようにします。洗濯前・後問わず、放置が悪臭の原因となるからです。
定期的に洗濯槽の掃除をして、洗濯機そのものを清潔にするのもニオイ予防につながります。
部屋干しの場合
部屋干しで臭いを予防するには、「風通しをよくする」「干すスペースを十分とる」「浴室で換気扇を回して干す」といった工夫が必要です。
干す順番を変えるだけでも湿気を飛ばすことができるので、部屋干しメインなら外干しよりも洗濯に気を使うほうがいいでしょう。
浴室
浴室の臭いはカビ臭さが大半なので、カビ対策がそのまま臭い対策になります。
「浴槽のお湯は入ったらすぐ抜く」「お風呂上りに換気扇を回す」といった湿気をためない工夫が必要です。
浴槽掃除はともかく、壁や天井の掃除を日頃するのは大変ですから、掃除の予定を決めて定期的にするといいでしょう。
お風呂の排水口
バスタブの排水口もシンクと同じく、マメな掃除が臭い予防になります。
臭いが発生した場合も濃い食塩水や重曹、酢を使って流すと消臭しやすいです。
シンクの排水口とくらべて掃除をする機会も少ないため、髪の毛の詰まり防止をしておくなど、掃除の手間を減らすようにしておくといいでしょう。
トイレ
トイレは芳香剤と消臭スプレーを常備しておき、使用後はスプレーをするクセをつけると臭いが残りにくいです。
小で毎回スプレーをするのが手間でも、大の後だけはやっておきましょう。
もちろん、定期的な掃除も必要です。
カバーやマットの掃除
トイレで意外と臭いを発するのが、便座カバーやマットです。汚れが付着していて見た目以上に不潔になっていますから、洗濯してキレイにします。
もともと湿気もたまりやすいため、十分に乾かすのも忘れないようにしたいです。
こまめに手入れできないなら、使い捨てタイプのカバーに変えるなどして楽できるようにしましょう。
消臭剤の注意点
消臭剤や芳香剤は室内用、トイレ用と充実していて、ニオイ対策で使うのは基本です。ただ、香りが強すぎるものや自分で吹き付けるタイプのスプレーの使い過ぎは逆効果になります。
香水がきつすぎる人が逆にクサいのと同じ状態になってしまうわけです。
また、香りの種類がちがう消臭剤を色々つかうと匂いが混ざって新たな不快臭を生みます。
一人暮らしの部屋ではメインルームとキッチン、トイレ、浴室の距離が近く、1カ所の臭いが簡単に漂って混ざるので、香りの違う消臭アイテムを複数使い分けるのは避けましょう。
身近なものを使った消臭術
レモンで消臭
レモンは殺菌・消毒効果の高く、部屋の消臭にも最適な食材です。薄くむいた皮を水をいれた鍋で煮るだけで部屋のニオイを爽やかなレモンの香りに変えてくれます。
加湿器を使っているなら、水タンクの中にしぼり汁を加える方法もあり、窓を開ける頻度が下がる冬には便利です。
ミカンやゆず、グレープフルーツといった柑橘系のフルーツでも同じように消臭+香り付けができます。
電子レンジの消臭
色々な食品のニオイが混ざり合っている電子レンジの消臭にもレモンは活躍します。やり方はレモンに切れ目を入れて30秒ほどチンして置いておくだけです。
加熱完了後は1時間ほどトビラを開けずに放置しておくとレンジ内の悪臭がなくなります。
コーヒーで消臭
コーヒーのだしがらを乾燥させて口が大きめのビンにいれておくと天然の消臭剤になります。ほのかなコーヒーの香りが部屋中にただようので、コーヒーをよく飲む人は試してみましょう。
冷蔵庫の中の消臭にも使えるため、冷蔵庫がクサいときも便利です。
バスタオルで消臭
窓を開けて換気する時にバスタオルを使うとニオイが早くなくなります。
やり方は濡れたバスタオルをパタパタと室内ではたくだけです。空気中をただようニオイの元がバスタオルに付着するので、早くニオイを消したいときは使えます。
消臭スプレーを効果的に使う
空気中に吹き付けるタイプの消臭スプレーは、そのまま使っても部屋全体に香りを届かせるのは大変です。
簡単に素早く香りを広げるなら、エアコンの吹き出し口に吹き付けましょう。エアコンの故障やスプレーの液漏れの心配もあるので、軽く一吹きするのがポイントです。
空気清浄機を使っているならフィルターに吹き付けると同様の効果がえられます。タバコやペットの臭いが部屋中に漂っている人は特にやっておきたいです。
関連ページ
- 停電時の対処法
- 停電した直後の適切な行動と対処法を原因別にまとめています。
- ゴキブリ撃退法
- ゴキブリがでない環境づくりのポイントと出現時の撃退方法をまとめています。
- クモ・クモの巣対策
- 賃貸住宅のクモ対策とクモの巣の除去方法をまとめています。
- 騒音トラブル対策
- 騒音トラブルを避けるための対策と防音性をあげる部屋づくり、もめた時の対処法をまとめています。
- 鍵をなくした時の対処法
- 賃貸のカギを置き忘れたり失くした時の対処法と鍵をなくさない方法をまとめています。