不動産屋の入居審査

入居申し込み後の審査

手帳の上のミニチュア

 

入居申込書に必要書類を添えて提出しただけでは契約はできません。部屋を借りるには不動産屋の入居審査をクリアーする必要があり、それが終わればようやく契約可能です。

 

審査には1週間程度の時間がかかることもありますが、時期や業者によっては最短即日で結果がでます。

 

入居を許すのは大家さんなので、申込書を基に大家さんが合否を決めます。ただ、代理や仲介をしている不動産会社が審査するケースや信販会社に委託することも珍しくありません。

 

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審査項目

審査される項目は色々ありますが、平たく言うなら「何をしている人(職業)」「どのくらい収入があるか(家賃の支払い能力)」「保証人(役割を果たせるか)」といった点です。

 

人から尊敬される職業であることや平均以上の収入を求められるわけではありません。家賃を払っていけるだけの収入があるかがポイントです。

 

学生・未成年者の時は、親が契約者となって本人は入居者という形になります。この場合は保証人は別に必要です。親に保証人をお願いする時は親の承諾を得た上で本人が契約者となります。

 

職業が学生で収入がないのは理解されているので、保証人である親の職業や収入が主な審査項目となりますが、よほど親が特殊でない限り問題ありません。

 

本人に目立った問題がない場合でも、保証人によってはNGになる可能性はあります。保証人の職業や収入、年齢でひっかかる点があれば審査を通過できません。友人・知り合いというだけでダメなこともあるため、親族から保証人を用意できない場合は代行サービスに頼る必要がでてきます。

 

NGとなりやすいケース

特殊な事情がない限り、学生さんや社会人なら審査でNGとなることはあまりありません。一方で審査に通りにくいパターンもあります。

 

たとえば、無職だと家賃の支払い能力がないため、通常は審査を通過するのが大変です。フリーターであっても家賃が高い物件では落とされます。クレジットカードのブラックリストに載ったことがあるという場合も審査をパスするのは厳しいです。いずれにも共通しているのは「家賃をきちんと払ってもらえるか?」という点につきます。

 

NGとなるパターンに関して普通は気にしなくていいですが、何か事情がある場合は気になるかもしれません。基本は支払い能力と素性が重視されますが、大家さん、あるいは不動産会社がOKならそれで通るのが入居審査です。

 

極端な話、無職でもOKなケースもあれば収入があっても大家さんから悪い印象を受ければNGとなる可能性はあります。特に「無職だけど部屋を借りて仕事を探してやり直したい」という人は少なくないです。そうした人はまずは下手に隠したりウソをついたりせずに、事情をきちんと説明して対応してくれる業者を探す必要があります。

 

事情をわかってもらった上での審査なら通るので、入居できたらきちんと借主の義務を果たすことを忘れないようにするのが大切です。もちろん、特殊な事情がなく審査も問題なかった場合でも借主として守るべきルールは守る必要があります。

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