部屋探しの条件を決める
部屋探しをはじめるにあたって最初にやっておきたいのが希望条件の決定です。何も考えずに物件選びをする人はさすがにいないものの、漠然とした条件で探す人は少なくないので、最低限の条件は決めておきましょう。
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最低限決めておく条件
部屋探しをすると色々と希望条件がでてきますが、一般的には「家賃」「間取り・広さ」「設備」「内装」「日当たり」「階数・位置」「セキュリティ」「駐車・駐輪場」あたりから優先順位を決めていく人が男女ともに多いです。
なので、これらの条件の許容範囲や希望は最低限決めておく必要があります。
家賃
家賃が変動する要素は多いので、まずはいくらまでなら払えるかを決めるべきです。築10年以上の物件なら他の条件が同じ部屋でも家賃が安くなります。逆に新築だと高くなるため、築年数は家賃を決めた後に気にするほうがいいです。
マンションかアパートかで変わる場合もありますが、一概には言えません。家賃が決まれば必然的にマンションかアパートかも決まってきます。共益費は家賃とは別になるので注意です。
間取り・広さ
1Kか1DKあたりがメインになります。1Rや1LDKでももちろんOK。それぞれの部屋の広さは違うので、1R=狭い、1DK=広いというものではありません。1LDKでも専有面積によってはそれぞれの部屋が狭いこともあります。
間取りと広さは一緒に考えるとイメージに近い部屋が見つけやすいです。実際にみる時には自分にとって快適に住める広さ・間取りかを決めます。
設備
「風呂とトイレは別か?」「ユニットバスでもいいか?」は決めておきます。ユニットバスだと家賃は安いですが、物件によってはほとんど変わりません。「風呂・トイレ別」でもトイレの設備は物件ごとに違います。ウォシュレットは新しい物件ならだいたいありますが、温水洗浄便座という表現の時もあるので必要なら要チェックです。
キッチン周りの設備は「最初からガスコンロがついているか?後から設置するのか?」を確認します。IHなら電気なので関係ありません。ただし、IHだと持っていく予定の調理器具が対応していないと使えないので買い換えが必要です。
エレベーターはマンションならほぼついています。マンションなら条件に入れるまでもないですが、3〜4階建てのハイツやコーポという名称なら確認が必要です。2階以下のアパートにはありません。
ネット利用は古い物件だとない可能性もあります。経験済みです。最近は物件そのものにネット回線がなくてもなんとかなりますし、築年数が古くても新たにつけていることもあります。
エアコンは最初からついていないところもあり、、つけたしができるかの確認も必要です。
各種設備に条件をつけすぎると家賃もグンと上がるので、最低限必要なものだけ条件を決めておきます。床暖房や浴室乾燥機などの優れた設備はあると快適ですが家賃が高いため、いきなり条件に入れるのはおすすめしません。
内装
内装は実際に見たときの雰囲気や好みもあるので、おおまかに洋室がいいか?和室がいいか?を決めておきます。和室がイヤな場合は洋室中心に探すことになりますが、「マンション=洋室、アパート=和室」というわけではありません。あまり気にしなくてもいいですが、洋室のアパートを探す時などは見ておきます。
女性は洗濯機置き場が室内にあるかを考慮したいです。悪くともベランダにあることを条件にします。
その他、収納の数やロフトつきなどそれぞれ居室への希望もあるかもしれませんが、内装に関しては実際に見るまでは欲張りすぎないのも大切です。
特に憧れのひとつでもあるデザイナーズは住みやすさとは別で家賃が高くなります。販売用マンションの分譲賃貸も内装や設備は充実していますが、これまた高いです。部屋のお洒落さを重視するならリフォーム済みの物件を選ぶと、築年数が古くても内装が綺麗でおしゃれな場合もあります。
日当たり
基本的に南向きは日当たりがよくて明るく、北向きは日が入らず暗いです。日当たりは冷暖房費にも影響します。また、南向きでも建物の構造によっては日が入りにくいケースはあります。
生活スタイルによってはその他の方角でもメリットがありますが、基本は日当たりがよければ問題ありません。ただし、窓の位置には注意です。
階数・位置
階数は防犯にもつながるため、女性なら2階以上を優先条件に選びたいです。最上階は上から音が響くといった騒音トラブルの心配がないですが、防犯上のデメリットもあります。個人的なおすすめは中層階です。
角部屋は上下左右が気になるなら優先度が上がりますが、階段近くの角だと逆に足音が気になります。最初から角部屋か否かを条件に入れる必要性は低いです。
セキュリティ
防犯カメラやオートロック、モニター付きインターホンといった、セキュリティ面の設備は女性なら決めておきたいです。それなりのマンションなら最低限の防犯はされていますが、自分でも安全対策を忘れてはいけません。
駐車場・駐輪場
駐車場・駐輪場の有無は必要であれば条件に入れます。バイクが駐輪場に含む時と含まない時があったり、駐車場が空いていない可能性もあるので、実際に見学する時にも確認必須です。屋根付きかどうかもポイントになります。
その他の条件
人によっては優先順位があがったり条件として決めておきたい項目です。実際に下見しないとわからない部分もあるので、「こうじゃなきゃダメ」と決めつけすぎないようにしましょう。
防音
木造は音が響きやすく、鉄筋コンクリートのほうが防音性は上です。マンション中心に探すなら最初はあまり気にしなくてもいいですが、部屋の上下左右の音は下見で確認します。線路沿いになるとマンションでもうるさい場合があるので、注意です。
音楽が趣味で楽器をつかう場合は、周囲に配慮して防音とは別に楽器相談の部屋を選ぶ手もあります。音楽をしない人が防音性を重視して楽器可の部屋を選ぶ必要はありません。
ペット可
ペットを飼いたい場合は必須条件です。ペット可能の物件でも音や臭いには配慮します。ペット不可の物件でこっそり飼うのは自身のためにもやめるべきです。
最寄駅
駅からの距離や時間の目安で、優先度が高い人もいるかもしれません。駅の近くは家賃が上がり遠いと安くなるので、家賃との兼ね合いで決めます。駅の路線の数に注目してみると安くて駅に近い部屋が見つかることもあります。
保証人不要
保証人がいない人はこの条件は最優先になります。費用が上がるものの、保証人がいないと借りれない部屋が大半なので仕方ありません。代行サービスを使う場合は不要を条件にしなくても契約できます。
周囲の施設
都会なら気にしなくていいですが、地方で一人暮らしをするなら見ておきたいポイントです。スーパー、コンビニ、病院、銀行といった生活に必要な施設が近くにあるかを確認します。
入居者の内訳
学生中心か?社会人混在か?によって生活スタイルに差がでます。女性なら女性限定を条件に入れておくと防犯面で安心です。
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